お金の増やし方に関する本はよく見るのですが、使い切るという減らし方の本はあまり見ないので読んでみました。
老後の貯金額がいくら必要なのかを考えてみると、老後の病気と何歳まで生きるのかわからない問題があり金額がわからないからです。
読んでみると、前半はお金に関する基本的なことを説明していて後半はどんなことにお金を使えばいいのかを説明していました。
著者がセミナーで老後の不安がある人に毎月の支出額と老後の年金収入額を聞くと、把握していない人が大多数だったそうです。
将来起きることを全て予測することは不可能ですが、大まかな支出と収入を知ることができれば貯金しなければいけない額がわかるかと思いました。
老後の不安は将来トラブルが起こった時、いくら必要なのかを把握していないことで感じるもので、トラブルが起こった時の詳細な金額を知ることができれば不安は少し解消されるかもしれません。